猫でもわかるWebプログラミングと副業

本業エンジニアリングマネージャー。副業Webエンジニア。Web開発のヒントや、副業、日常生活のことを書きます。

201801-16 もやもやブロックチェーンが理解できる!のメモその3: 活用事例など

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先日以下のイベントに参加してきました。

connpass.com

今回は早川さんの「ブロックチェーンの活用形態と活用事例」と、その後のパネルディスカッションのメモです。今回は技術というよりはビジネス的な話になります。

ブロックチェーンの活用形態と活用事例

(図がないと説明しづらかったので、発表資料の公開を待ちます🙏)

ブロックチェーンのメリット

  • 中央機関や集中システムを必要としないことで低コスト・短期間で実現
  • ビジネスプロセスの簡素化、迅速化、自動化。可監査性やトレーサビリティの向上

ブロックチェーンに適した業務

  • 中央集権的な参加者が「集中システムでいいじゃん」と言い出さないか
  • 取り扱う情報(取引など)の公開条件が複雑すぎないか
  • トランザクションレスポンスの要件が厳しすぎないか(処理の速さ、件/秒)

また、現状中央集権的に成り立ってしまっているものを置き換えるのは非常に難しい。

パネルディスカッション

質問に対してパネラーの方が答えていくという形式で進んでいきました。

分散といっているが個々の負荷を下げるというわけではないという認識でしょうか

分散、というのは、オーナーシップの分散である。

中央集権がなくなってプラットフォーマーがいなくなるという話があるがそこはどうか

例えば、Uberが持っているデーターや決済というのは分散処理させることができる。

ただ、Uberが持っているビジネスモデル、例えばドライバを評価する仕組み、みたいなのはブロックチェーンでなんとかなるものではなく、Uberのビジネスモデルであるため、そこがプラットフォーマーの役割である。

Uberがデータを分散させることで、Uberがデータを不正に操作しているかとか、ドライバーの評価が不正に操作していないことは分かる。

ただ、ある意味中央集権的であることで、Uberが信頼できさえすればそのデータは信頼できるということになる。そのほうが信頼性が高いこともある。

また、既に中央期間がシステムを構築している状態からブロックチェーンに移すのはコストが高いのが問題点としてある。

ブロックチェーンは本当に必要なのか

新しいビジネスモデルを生み出してくれる有用なものではないかなと思っている。