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LJLでPENTAGRAMがペナルティを受けた件について、在留カードについてと藤田氏・中村氏について

もくじ

LJL2018春 PENTAGRAMのペナルティについて

昨日このような記事を書きました。

yoshiki-utakata.hatenablog.com

昨日の記事はあくまでも分かりやすく書くことを意識しましたが、今回は少し細かい話や、誤まっていた部分について補足していこうと思います。

在留カードについて

在留カード」とは日本の法務大臣が発行する、日本に中長期的に在留する者 に発行されるものです。日本のの法律で、在留カードを所持していない長期滞在者は、「在留カード携帯義務違反」になってしまいます。これはLJLのルールに関係なく日本の法律の問題なので、「在留カード」の点についてはLJLルール違反ではなく「法律違反」でした。申し訳ございません。*1

在留カード不携帯の罰則はLJLには特に記載されていない点(LJLルール的には選手登録時に提出さえしていれば問題ない)や、今回は無理やり取り上げられたような形である点から、Dara選手とTussle選手に対しては特に罰則はなく警告という形になったのかと思います。

一方で、藤田氏と中村氏に関しては悪意があるとLJL運営が判断したため(実際に藤田氏や中村氏、PENTAGRAM公式などは何もアナウンスをしておらず、詳細な状況は不明なのですが)、以下のLJL公式ルールに当てはめて罰則という形になった模様です。

10.2.10 不道徳行為

チームメンバーは、不道徳、破廉恥、又は適切な倫理的言動の慣習的な基準に反すると運営チームがみなす行為を行うことが禁止されています。

LJLに出場するためにはは日本に居住していることが条件となっており、そのために、在留カードのような居住の証明書を提出する必要があります。ただ、今回のように、具体的に「在留カードを取りあげられた場合の措置」についてはルールに記載がないため、このような汎用的なルールを適用させて罰則という形になったのではないでしょうか。

中村氏と藤田氏って誰?

中村氏は MizuRussianさんというハンドルネームで活動している方で、twitterのプロフィールによりますとPENTAGRAMのオーナーということになっていますね。

藤田氏は Aotakaさんというハンドルネームで、昔LJLで選手として活躍していた人物です。LJL 2014あたりに出場していました。LJL 2016でも選手登録はしていましたが、たしか結局選手として試合に出ることは無く、LJL 2017ではそもそも選手として登録していなかったのではないでしょうか。*2 現在のtwitterのプロフィールではRampage(=PENTAGRAM旧名称)のマネージャーとなっています(が、あまりtwitterは更新していないように見受けられます)。

さて先日の記事でも書いたとおり、この両者は罰則を受け、プレイヤー・コーチ・ゼネラルマネージャー・チームオーナー になることはできません。

プレイヤーは当然ながら試合に出る選手のことです。コーチは、ドラフトの時に選手の後ろに立っていてアドバイスする人ですね。LJL2017では34(スリーフォー)さんがRampageのコーチをしていました。マネージャーやオーナーは試合には関わりませんが、控室やゲーミングハウスで選手を育成したり、ミーティングに参加したりする役回りの人です。

さて、twitterのプロフィールですと中村氏はチームオーナー、藤田氏はマネージャーですので、今回の罰則でオーナーとマネージャーは辞めざるを得ないですよね。LJLのルールを見ますと、試合に出場するためにはマネージャーの登録が必須と書かれています。オーナーに関しては「LJLに参加する契約書に署名捺印した人物」と定義されています。なのでPENTAGRAMは、まずは試合に変わりのマネージャーを用意しなければ試合に出場できません。オーナーに関してはおそらくマネージャーなどとと兼任してても良いんじゃないかなと思いますが、兎に角一人立てる必要があります。

変わりの人物を用意することはできるでしょうが、藤田氏も中村氏も表には出ないものの、裏では積極的にチーム運営に関わってきたでしょうから、そのあたりの影響が心配ですね。

中村氏と藤田氏はLJLに関わるのがどこまで禁止されているのか。

先日の公式のニュースだと以下のとおりです。

プレイヤーではない関係者に対する出場停止処分とは、具体的にはLJLまたはLJL CS参加チームのチームメンバー(プレイヤー、コーチ、ゼネラルマネージャーなど)としての登録またはチームオーナーへの就任の禁止、電話や対面などの方法を問わずチーム関係者としてのLJLまたはLJL CS運営チームへのコンタクトやメディアへの露出の禁止、準備時間も含む大会実施時の控え室および会場への入場禁止、さらに会場内での観戦の禁止を指すものとします。

この文言をそのまま取ると

  • チームやコーチとして試合に出ることはできない
  • チームのゼネラルマネージャーやオーナーとして登録することはできない
  • LJL運営にコンタクトを取ることの禁止
  • チーム関係者としてメディアへの露出の禁止
  • 大会開場への出入り禁止

ということになっています。つまりゲーミングハウスでの指導なんかについては具体的に禁止されていないような気がするんですよね。流石にLJL運営もゲーミングハウスまで監視するわけにもいかないでそゆから、そこは藤田氏・中村氏の個人の裁量に任せるということでしょう。

この件に関してはPENTAGRAMとしても、2/9にLJLが開幕するという状況の中、それまでに事実関係整理と代わりの人物を立てる必要がありますので、かなり大変なことになっているでしょう。今週中に何かプレスが出るのではないかと思いますのでそれを待ちたいです。

LJLに関わりが深い人ほど、MuseRussianさんやAotakaさんには思い入れがあるかと思いますので、とにかく何か発表があるとうれしいですね...。

*1:コメントでご指摘をいただきました。ありがとうございます。

*2:記憶が曖昧なので間違っているかもしれません。間違っていたらすみません。