菊花賞(G1)でキセキが勝利した。かなり強い競馬だ。距離、道悪適正、鞍上と不安は少なかったものの、前走の疲れが心配だったため、正直僕は切っていたので驚いた。
神戸新聞杯 G2
神戸新聞杯(G2)の2着。馬体重を486(-12)と相当絞ってきての2着。完全にここに向けて仕上げてきたという感じだった。
ここまでは新馬戦、500万、1000万と勝利してきた。賞金について僕はしっかりと把握していないが、菊花賞のようなG1に出走するためには、賞金(実績)か優先出走権が必要だ。神戸新聞杯の上位3頭には菊花賞への優先出走権が与えられる。つまり、神戸新聞杯で3着以内に入ればこれまでの実績がなくても菊花賞に出走できるわけだ。ここまでに賞金を稼げていない馬は、この優先出走権のために、神戸新聞杯に向けて万全に仕上げてくる(メイチに仕上げてくる、と言われる)。逆に賞金を稼げている馬は、菊花賞に疲れを残さないため、この神戸新聞杯は余力残しの仕上げだったりする。
キセキはこの神戸新聞杯はメイチの仕上げだったと思う。馬体重を12キロ絞ってきて、きっちりと2着という結果を残してきた。
菊花賞 G1
しかし心配なのはこの神戸新聞杯の反動である。馬体重絞って2着ということで、神戸新聞杯は間違いなくキセキのベストだっただろう。ボクサーに例えるなら減量して試合に望むようなもので、その反動、疲れがないわけがない。しかしその中で菊花賞で1番人気に押された。オッズは4倍程度ということで通常のキセキの走りを考えたらむしろおいしいオッズ...だがこの神戸新聞杯の反動を考えたら僕はキセキを買えなかった。
しかし実際には1着。ゴールした後のキセキの姿が忘れられない。いかにも「今出せる全ての体力を出し切った」という感じで、そのまま倒れてしまいそうなくらいふらふらしていた。
流石にこの菊花賞の反動は相当なものになるだろうから、ここからは半年くらい休むんじゃないかな。 ここから更に成長していく馬だと思うし、4歳も楽しみだ。怪我しても元も子もないので大事に使って欲しい。
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