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サッカーワールドカップ2018 日本vsベルギーの感想

昨日、ワールドカップのベルギー戦を見ました。

 

日本は、世界ランク61位。グループステージでは、27位のセネガル、16位のコロンビア、8位のポーランドと同じグループになり、グループステージ突破どころか、1勝すらできないのではないかという絶望感がありました。

 

しかし、日本はグループステージを突破、昨日の深夜27時、決勝トーナメントのベルギー戦を迎えました。

 

# グループステージ

 

## コロンビア戦

 

前半の試合開始早々、コロンビアの選手がレッドカードて退場。人数が11vs10と日本圧倒的に有利な中1-0で勝利しました。

 

人数有利の中勝てて当然と思うかもしれませんが、これは、コロンビアがレッドカードを出さざるをえない状況を作った日本の実力でもあります。レッドカードを出してしまったのはコロンビアのミスだとは思いますが、たとえ1人程度有利になったとしても、必ず勝てるとは限りません。

 

運が良かった部分はあるかと思いますが、しっかり勝ちきった点は評価したいと思います。

 

## 対セネガル

 

2-2の引き分けでした。この試合は本当にいい試合で、世界ランク27位とグループステージでは下位のチームでしたが、今年の日本は得点力があると感じ、希望を持てた試合でした。

 

この試合はコロンビア戦のように人数的有利などもなかったですし、本当に格上相手によく引き分けたと思います。

 

## 対ポーランド

 

物議を醸した試合ですが、ワールドカップのルール上これが最適解なので仕方がありません。監督の采配が光った試合で、長谷部を投入することにより、チームの方針が固まりました。

 

批判するべきなのもわかりますが、後々ベルギー戦を見ると、やはりここで決勝トーナメント勝ち上がりを決められたのは非常に大きいと思います。

 

今後日本と戦うチームは全て日本の格上チームで、格上チームに対して勝つのは奇跡です。そんな奇跡を何回も起こすよりは、可能な限り戦略的勝利を取った方が良いのは明らかでしょう。*1

 

# 対ベルギー

 

そしてついに、決勝トーナメント一回戦、世界ランク3位のベルギー戦です。

 

結果は2-3で負けてしまいました。ベルギーの実力を見せつけられた試合でもありましたし、もったいない試合でもありました。

 

worldcup2018.yomiuri.co.jp

 

前半は両者パスが繋がらない印象でした。立ち上がりだならなのか実力差なのか、日本はなかなかパスが繋がりません。ただ、日本の守備もベルギー対策がしっかりできており、危ないシーンも何回かあるものの、0点に抑えます。

 

最初10分くらいは日本が攻める展開でしたが、10分〜40分くらいの間、ひたすらベルギーに攻められ続ける展開で、苦しいながらも0-0のまま前半を終えます。

 

 

後半も最初15分くらいは完全に日本のペースでした。後半立て続けに2点を先制。後半になり、日本のパスが繋がる印象になってきました。やはり今回の日本は決定力が違うと思いました。

 

しかし15分〜35分くらいまで、再びベルギーに攻められる展開となります。2点先制してから油断したといった様子はありませんでした。

 

しかし様子が変わったのはベルギーが選手交代を使い、フェライニとシャドリの2選手を投入してきたあたりでした。

 

この2選手は共に長身の選手です。この辺りから、高いパスやセンタリングを上げられ失点するようなシーンが増えます。身長が低い日本からしたらどう頑張っても対抗できません。

 

そして2点を取られ同点にされてしまいます。これは日本が油断したからではなく、ベルギーの采配が成功したということでしょう。

 

西野監督、采配がうまいということで有名らしいのですが、同点に追いつかれたのち、柴崎を下げて山口、原口を下げて本田を投入します。もう一点取って勝ちに行く采配だと思いました。延長も見据えて3枚目の交代は温存しているようでした。

 

個人的(素人目線)に、ここで柴崎を下げたのがよくわからないのですが、後半になってきてパフォーマンスが落ちてきたということでしょうか。攻撃にも守備にも絡んでいていい仕事をしているというイメージだったのですが。

 

ただ、この選手交代も悪くありませんでした。日本の攻めが続くようになり、チャンスも何度とありました。

 

しかし、しかしです。最後の最後。これが本当にもったいないと感じました。ラスト1分、日本のコーナーキック。これがラストのワンプレーと思って油断したのでしょうか。はたまたベルギーの切り返しがうまかったのか。ここで失点してしまうのは本当にもったいないと感じました。

 

先ほども述べたように、前半と後半の立ち上がりは日本がいいパフォーマンスを見せていたので、延長でもチャンスはあるかなと思っていただけに残念でした。

 

今回の試合、日本のいいところがいっぱい出たと思います。左サイドの長友からチャンスが生まれることが多く、そしてチームとしても長友をうまく活用できていました。

 

ただ、今回の日本メンバー、ほとんどが次回のワールドカップには出られないでしょう。それが一番残念でなりません。

 

次回中心メンバーになるのは、柴崎、原口、大迫あたりでしょうか。キーパーがどうなるのかも気になります。

 

総合的に見て、今回のワールドカップ日本代表の試合、今まで僕が見ていたなかでは一番面白かったです。

 

インタビューでの長友選手の清々しい顔は忘れられません。感動をありがとう。

*1:見ていて面白くない、不快だ、という意見はわからんでもないですが、日本選手のためにならない、っていうのはよくわかりません。また、結果的に日本の試合が多くなる方が見ていて面白いと思いますが…