猫でもわかるWeb開発・プログラミング

本業エンジニアリングマネージャー。副業Webエンジニア。Web開発のヒントや、副業、日常生活のことを書きます。

なぜ選挙に行くべきなのか。投票することが重要で、別に誰に投票してもいい。

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結論から言うと

別に候補者について調べる必要もなく、誰を支持するとか考える必要もないです。まず重要なのは「誰に投票するか」ではなくて「誰でもいいからとにかく投票に行く」ということです。

理由は順を追って説明します。

なぜ選挙に行くべきなのかという問いに対して

最近の選挙は投票率が低い、最近の若者は投票に行かないと言われている。

www3.nhk.or.jp

なぜ投票に行ったほうがいいのか。「あなたが投票することで政治が変わる」的なことをよく言われますが、自分が1票投票したところでいったい何が変わるというのか。

しかもその1票を投じるのに、誰がどんな政策をしているのか、めちゃくちゃ調べなければ分からない。調べても結局分からない。投票のコスト高すぎない?

誰に投票するかなんて考えても無駄

無駄、というと言い過ぎかもしれないですが、考えるコストに見合ってないです。「サイコロなげて決めろ」まで行くとやりすぎですが、「なんとなく自民党が人気っぽいから自民党の人に投票しとけばいいや」で投票したらいんです。

誰に投票するかよりも、投票率が上がる事自体のほうが重要

ということなんです。

何故か。

仮に20歳の投票率が30%、60歳の投票率が60%だったとしましょう。20代と60代の人口が同じだったとします。選挙に出馬する政治家は、60歳の人にアピールしたほうが効率よく票をゲットできますね。結果的に政策が60代向けになるのです。

つまり、我々が選挙に行くことで「当選する人」は変わらないかもしれないが、「当選する人の政策の中身」が変わる可能性があるのです。

ここまでのまとめ

とにかく投票率を上げることで、「20歳向けの政策を打ち出さないとお前選挙で負けるぞ」と思わせることが重要

もっと細かい話

ここから先は興味がある人だけ読んだらいいです。

なんで「誰に投票するか」が決められないのか

たとえば A立候補者はこういう政策を掲げているとします

(1). 中学生までの教育費を無償化します (2). そのかわり消費税は10%にします

さて、僕はこれから子供が欲しいと思っていますがまだあてはありません。子供ができたら(1)の恩恵はめちゃくちゃ大きいのでこの候補者を当選させたいですが、まだ実際に子供がいるわけではありません。子供がもしできなかった場合は(2)の増税がのしかかってくるので当選させたくありません。

このように、どの立候補者の政策にも「いいところ」「悪いところ」があるので、一意に「この人がいい」と決まることはなかなかありません。自分のスタンスがはっきりしていないと厳しいです。

もう一つ投票に行く重要な点

例えば先程のように、20歳の投票率が30%、60歳の投票率が60%だったとし、20代と60代の人口が同じだったとします。この時、「60歳の医療費は無料、そのかわり20歳の医療費は倍で」のようなむちゃくちゃな政策を掲げている人が60歳の票を集めて当選してしまうでしょう。

こういった無茶苦茶な政策を掲げている人を正しく弾くというのが選挙であって、「自分が議員を選ぶために投票に行く」というよりは「自分が不利にならないように投票に行く」と考えるのが良いんじゃないかなと思います。