なぜ確定拠出年金を使うのか
税制優遇があるからです。確定拠出年金自体の説明はしません。気が向いたら別記事でするかも。
確定拠出年金のメリットとデメリット
メリット
- 税制優遇がある
デメリット
- 積み立てて運用したお金を60歳まで下ろせない
税制優遇
2つの税制優遇があります。
- 確定拠出年金に積み立てる部分の金額に関して住民税とか所得税がかからない
- 運用で得た利益に対して税金がかからない
まず積み立てた金額について税金がかからない点。
給与が月30万で、住民税と所得税が合わせて25%だとすると、税金は 7.5万になります。
もし30万のうち2万を確定拠出年金に積み立てると、税金は残りの28万に対しての25%になるので、税金は5万になります。
つまりこのシステムを使うだけで2.5万円も儲かります。その代わり2万は60歳になるまで引き出せなくなります。
もう一つは運用出でた利益に税金がかからないという点。
通常、50万円を株などで運用して100万円にした場合、儲けの50万に対して20%の税金がかります。つまり10万円の税金がかかるのですが、確定拠出年金はこれがかかりません。
受け取るときの税金について
これまで税制優遇の話をしましたが、受け取るときには税金がかかります。ただし、この点についてもかなり優遇されています。
確定拠出年金の受け取り方には2種類あり
- 一気に受け取る方法 → 退職金扱いになり退職所得控除が受けられる
- 分割して受け取る方法 → 公的年金控除が受けられる
公的年金控除は複雑なので各自調べてください。たいていの場合は一気に受け取る方でいい気がします。
退職金控除は以下の通りです。
40年働いていたとすると2000万の退職金には税金がかかりません。これは確定拠出年金と、企業からの退職金をあわせて2000万円までですが、なかなか2000万円は行かないでしょう。
まとめ
60までに受け取れないメリットはあるが、節税効果が超優秀なのでやっておいて損は無い。
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