はじめに
パッチノート9.3がリリースされました。
エイトロックスのナーフ、アカリ死亡、ジャングルカミールの死亡などいろいろありますが、僕が特に気になったのは以下の2点です。
- イレリアのナーフ
- マークスマン向けのアイテムの変更
今回はこのうち「イレリアのナーフ」についての感想です。
イレリアのナーフ
パッチノートにはこうあります。
イレリアに明確な弱点を作り、なおかつ強みを発揮できる状況を狭める ...(略)
特に一番気になったのはWの変更です。
W - 不屈の舞
ダメージ軽減率: 物理ダメージおよび魔法ダメージの40%を軽減 ⇒ 物理ダメージの50%を軽減、魔法ダメージは軽減せず
魔法ダメージを軽減しなくなりました。明確な弱点といっているのはここで、メイジなど魔法ダメージを出す敵に弱くなりました。
さてここでイレリアといえばらいじんさんの動画を見てみましょう(時間があったらでいいですが)。個人的には、らいじんさんのパッチノートの解説は非常にわかりやすいと思っています。
イレリアはこれまでメイジに強い近接チャンピオンでしたが、今回のWの変更でメイジに少し弱くなりました。今回の変更は「お前ミッドじゃなくてトップ行けよ」というメッセージでしょう。
メイジに強い理由として一番大きいのは、Qで一気に間合いを詰められることかと思います。それ以外にも、Wで瞬間的な魔法ダメージを軽減できることもメイジに強い一因だったかと思います。
基本的にWのスキルは瞬間火力系の敵に有効です。逆に継続火力系の敵にはあまり有効ではありません。また、一般的にAPチャンピオンは、スキルでダメージを与えたらスキルがクールダウンになりますから、あまり継続火力は出ません。
ゾーイを例に上げましょう。ゾーイの主なダメージ源はQのパドルスターです。なのでQのパドルスターが当たるときにWを使えばいいのです。しばらくゾーイにダメージソースはありません。
一方でマークスマンを相手にしているとき、AAで攻撃してきますので、Wを使っている間は一方的に殴られているだけになりますし、Wでダメージ軽減したあともマークスマンはダメージを出し続けられます。
この点を考えると、今までのWと比べて今パッチのWはどうも使い所が少ないように思えます。
今回のパッチでは「イレリアに明確な弱点を作る」ことが目的のハズですが、個人的には「メイジに強い」というイレリアの強みを消したようにしか思えません。
もともとそういうコンセプトのチャンピオンではないと言われればそこまでですし、メイジに弱くなったとしても、イレリアのアイオニアの情熱のスタックのギミックは非常に面白いかとは思いますが、特徴が削がれて少し残念に思っている人は多いのかもしれません。
次回は時間があればマークスマンのアイテムについて書きます。