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暗号通貨の「流動性の提供」によるDeFiはオススメできない

流動性の提供とは何なのか

ます、取引所について理解する必要があります。

取引所では、暗号通貨を売りたい人と、買いたい人のマッチングを行ってます。売りたい人がいなければ、買いたい人は買えません。

このように、暗号通貨が取引されて、動くことを、流動性と呼びます。



流動性の提供をする人は、BTC(ビットコイン)/USDT(USDテザー)、のように、セットで通貨を預けます。

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これに対して、図にあるように、USDTをBTC に交換したい人は、プールに USDT を預けて、かわりに、BTC をもらいます。そして、手数料を流動性提供者に払います。

売買相手がいなくても、この流動性のプールを使うことで暗号通貨の取引ができるのです。

流動性提供者に入る手数料が、流動性提供者に入る年利になります。年利は、コインを交換したい人が増えれば増えるので、日々変動します。



Binance流動性スワップの年利の例
Binance流動性スワップの年利の例



また、通貨が交換されると、預けている通貨ペアの量が変化します。最終的に手元に帰ってくるときには、「BTCの量が増えて、USTDの量が減ってた!」なんてこともあります。

なぜ微妙なのか

コインの価格変化の問題

流動性提供を行おうとすると、「コインの価格や量が変動するとマイナスになるリスクがあります」みたいな警告が出ます。

でも、年利がもらえるからいいんじゃない?と思うでしょう。僕もそう思ってました。

しかし、試しに預けてみたら、ずっと収支はマイナスです。

これは、コインの価格差変動が、僕の想像以上に、流動性提供に影響を与えるからでした。



例えば、下の図のように、ビットコインを売りたい人が多い場合、プールのビットコインの量は増えます。同時に、ビットコインの価格も下がっていきます。これにより、流動性提供者は、ビットコインの量が増えた上に、ビットコインの価格も落ちるという、ダブルパンチの損害を受けることになります。

逆に、ビットコインを買いたい人が増えた場合は、プールのビットコインが減って、ビットコインの価格が上がるので、ビットコイン価格上昇時の恩恵が減ります。

価格上昇狙いで長期保有するので、どうせだからプールに入れておこう、と思ってる人がいるかもしれませんが、そうすると、上昇したコインの量が減ることになるので、あまりお得ではないです。

要するに、流動性提供を行うと、価格変動が起こった場合、流動性提供者はかなりのマイナスを被ることになるのです。



これは、預けているコインのペアの価格差が大きくなると、損害も大きくなるので、USDTのようなステーブルコインと、変動が大きい暗号通貨ペアを預けているときはリスクが大きくなります。

逆に、BNB(バイナンスコイン)と、BTC(ビットコイン)のような、ある程度連動して動く通貨ペアであれば、プールのバランスが崩れづらく、リスクは少なめですが、BTCだけ高騰する場合も普通にありますので、やはり微妙なところはあります。

拘束される金額が大きめ

例えば、BTCをプールに預ける場合は、同時にUSDTなど、ペアになる通貨を預ける必要があります。

プールに預ける通貨のペアは、それなりに交換の需要がある通貨ペアでないといけないので、大体、USTDのような軸となる通貨 + 他の通貨 になります。

プールに預けたい通貨と同じ量のUSDTがさらに必要になります。

プールに預けた通貨は動かせないので、動かせないUSDTが発生してしまうのがかなり痛いです。暴落が起こり、急に暗号通貨を買いたいと思ったときに、USDTが足りなくなる可能性があります。

年利が変動しすぎ

年利は全然安定していないです。プールに預けている人が多くなると年利は低くなるし、交換の需要がなくなっても年利は下がります。

みんな年利が高いところに突っ込むので、一時的に上がってもすぐ下がります。

表示されている年利は当てにしない方がいいです。

まとめ

以上、僕が流動性プールをオススメしない理由でした。

簡単にいうと、価格変動によるデメリットが大きすぎる上に、年利が少ない、ということです。

唯一お勧めできるのは、USDT / USDC みたいな、ステーブルコイン(価格が変わらない・価格がドルに連動しているコイン)で、かつ、資産に余裕がある人が行う場合だけですね。

それ以外は全然お勧めできないです。

試してみた結果、少し損しましたが、これが学べて非常に良かったです。