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スクラム実践入門
スクラムについてしっかり学んでおきたく、技術評論社から出ている『スクラム実践入門』を読むことにしたのでその記録です。
スクラムで何ができるのか
スクラムの最終的な目標はプロダクトを作ることなのですが、その過程でいろいろなことをします。これについて説明します。
書籍の4章「スクラムの作成物」の部分の話です。
以下、スクラムでやることだとか、スクラムにおけるプロダクト以外の作成物、何故やるのかについて書いていきます。
プロダクトバックログの作成
プロダクトバックログは「プロダクトで実現したいこと」を書きます。
何故プロダクトバックログを作るのか
- プロダクトの全体像を明らかにする
- 必要な機能から順番に完成できるようにするため
- 限られた期間で全てを実現できない場合、何を実現するのか、を選択できるようにするため
プロダクトバックログの作り方
- 各機能などについて「何を作るのか」「誰のために作るのか」「何故つくるのか」を明らかにします
- 例: 「Twitterを見る人のために、ブックマーク機能をつくる。あとでツイートを見返すことがあるため」
- 例: 「Twitterに投稿する人のために〜を作成する。〜をするため」
- 見積もりを記載する
- 優先順位順に一列に並べる
- 優先順位順に並べられないということは、優先順位付けに関する情報が不足しているなど、何らかの問題がある
- ちゃんと優先順位つけられている?っていうのを確認
- バックログの内容を見直す
- バックログが多くなりすぎると管理できなくなるため
スプリントバックログの作成
これは前回の記事で説明したとおり。このスプリントでやるタスクを決定してタスクまで落とし込んだもの。これを見ることで進みの良し悪しを決めることができる。
インクリメント
スプリントで作ったプロダクトのこと。
何故インクリメントを作るのか
- 目に見えるものにより、進捗が明確になるため
- プロジェクト開始時によくわかっていなかった機能を、同実現したらいいのかわかるようになるため
- 現時点でのプロダクトがリリース可能なものになっているかどうか判断できるようにするため
インクリメントの作り方
- 常に動く状態を保つように作る
- 「完成」の定義を守り続ける
- 完成の定義の例
- プロダクトオーナーが動作確認してOKと判断したもの
- ブラウザで開いた時に1秒以内で開ける
- ユニットテストが5分以内に終わる
- 完成の定義を満たしていないものはインクリメントとして認められない
- 完成の定義の例
完成の定義を守る、というのは、サービスレベルみたいなものを定義しておいて、たとえ途中のものでもかならずこの定義を守るようにしておく、と言う意味かと思います。
まとめ
なんでバックログやインクリメントをつくるのかについて理解して作っていきましょう。
この記事では概要を書いているので、もっとちゃんと知りたい人はこの本を読んでね。