初回を読んでない人
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スクラム実践入門
スクラムについてしっかり学んでおきたく、技術評論社から出ている『スクラム実践入門』を読むことにしたのでその記録です。
スクラムのプラクティス
『スクラム実践入門』でいくつか、スクラムにおいて起こりうる問題と、それを解決するプラクティスが紹介されています。
今回は『インセプションデッキ」について説明します。
インセプションデッキとは
インセプションデッキとは、10の質問への回答を通じて、プロダクトの理解を深めていく手法です。
『アジャイルザムライ』で紹介された本です。*1
- 作者:JonathanRasmusson,西村直人,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: Kindle版
インセプションデッキを使う状況
- 状況
- 新サービスの開発
- チームは新サービスの概要を知っているが、その内容についてメンバーで議論したことがなく、プロダクトオーナーのみが詳細を知っている
- この状況における問題
- プロダクトオーナーが想像している「サービス」がどのようなものなのか、実際の開発者が知らない
- それ故に、どうやって実装したり、なんのためにプロダクトを作るのかがわからない
- チームの空気
- 開発は成果物へのイメージなどを理解したいが、チームが結成されたばかりなこともあり、話し合いの機会がうまく作れない
- このままだと見当違いのものを作ってしまう可能性がある
インセプションデッキによる問題解決
「スプリントゼロ」*2 にて、「インセプションデッキの10の課題」に対する答えを作成する。
インセプションデッキの10の課題
- 我々はなぜここにいるのか
- プロダクトを開発する理由などを明確にする
- パッケージデザインを作る
- エレベーターピッチを作る
- エレベーターピッチとは、エレベータに乗る短時間の間にプレゼンを行いビジネスにつなげる行為のことで、伝えたいことをまとめ、30秒程度でプレゼンするテクニックのことである
- これから作ろうとしているものやユーザー、競合などを明らかにしてまとめる
- やらないことリストを作る
- 「ご近所さん」を探せ
- プロダクトをリリースするために何かしらの作業をお願いする可能性があるステークホルダー(チーム外の関係者)を洗い出す
- 第三者にお願いすることになりそうなバックログを見つけるのに使う
- 解決案を描く
- 夜も眠れなくなる問題はなんだろう?
- 期間を見極める
- 何を諦めるのかはっきりさせる
- 何がどれだけ必要なのか
まとめ
今回はインセプションデッキについて完結にまとめた。次回はリーンキャンパスについてまとめる。
ここに書いてある『スクラム実践入門』の内容は概要なので、詳細を知りたい人は書きをクリック!
インセプションデッキが書いてあるアジャイルザムライを読みたい人はこっちをクリック!
- 作者:JonathanRasmusson,西村直人,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: Kindle版