- Cursor, Windsurf とは
- VSCode のプラグインが Cursor, Windsurf で使えなくなる?
- Cursor や Windsurf の懸念と Cline
- 今回の件を踏まえた上で、一体何を使えばいいのか
Cursor, Windsurf とは
Microsoft の VSCode (Visual Studio Code) といえば、現在ITエンジニア界で圧倒的なシェアを誇る無料のエディタ、統合開発環境である。
この VSCode を Fork (コピー) して作成されたのが Cursor や Windsurf である。VSCode はオープンソースであり、ソースコードが公開されているので、ソースコードをコピーしてちょっと手を加えればオリジナルのエディタが作れる。そうして、VSCode に AI 機能を搭載したのが Cursor や Windosurf である。
Windsurf については以前このブログでも触れたことがある。
VSCode のプラグインが Cursor, Windsurf で使えなくなる?
VSCode のプラグインの中には Microsoft 自身が開発しているものもある(具体的には C# の拡張など)が、それが Cursor や Windsurf から使えなくなっている、と話題になっている。
Cursor や Windsurf の懸念と Cline
VSCode を Fork して作られた Cursor や Windsurf に対して、これもまた AI で話題となった Cline は VSCode のプラグインとして実装されている。
Cline がわからない人はこの記事を読んでほしい。
Cline はあくまでの VSCode のプラグインであるのに対し、 Cursor や Windsurf は VSCode のコードをコピーして作られているので、拡張機能ではできないようなことも可能である。VSCode の UI を魔改造したり、コードの補完にバリバリAIを使ったりなど。
一方で、Cursor や Windsurf はある時点での VSCode のコードをコピーして作られているので、それ以降で VSCode に追加された機能は使えない(もちろん、Cursor や Windsurf が同等の機能を実装すれば別だが)。また、今回のようなリスクが発生する可能性がある。
今回の件を踏まえた上で、一体何を使えばいいのか
個人的には、今回の件を踏まえなくても Cline がオススメではある。
- 1点目、 VSCode の拡張として実装されており今回のようなリスクが少ない
- 2点目、コストが AI の利用料金だけなので安い
- 3点目、現在のコーディングにおける AI の立ち位置だと Cline の UI で十分である
ただし、AI が進化することで、 Cline で足りなくなってくる可能性は十分にあるため、今後も各種ツールの動向には注意が必要である。