- はじめに
- どの Mac がいい?
- なぜ MacBook なのか
- どの MacBook を買えば良いのか
- カスタマイズはした方がいいのか
- MacBook Pro 14インチと16インチはどうなの?
- まとめ
- 参考
はじめに
以前にこの記事を書きました。
最近、Apple M1 チップの MacBook Pro と、Adobe Premiere Rush の組み合わせで動画編集したら、めちゃめちゃ快適でした。
では、動画編集するには、どの Mac がいいのかを考えてみます。
どの Mac がいい?
Mac にはいろいろな種類があります。
- iMac
- Mac Pro
- Mac mini
- MacBook Air
- MacBook Pro
金額的に、選択肢にあがるのは、iMac, Mac mini, MacBook Air, MacBook Pro の4つだと思います。以前の記事でも書きましたが、個人的には MacBook 系一択です。
iMac はこういう、ディスプレイ一体型のデスクトップPCです。PC本体に加えて、マウスとキーボードを用意する必要があるので注意してください。
MacBook はノートPCです。
なぜ MacBook なのか
Apple M1 という新しいチップを Apple が開発したことにより、ノートPCの性能は格段に向上しました。MacBook と iMac の性能差はほぼないと言っても過言ではありません。
- 金額的にも MacBook の方が安い
- iMac は、本体に加えて、キーボードやマウスも用意しなければならない
- MacBook は持ち運びが可能。外で作業できるだけでなく、家の中の好きな場所で作業可能
私も試しに、M1チップの MacBook Pro と Adobe Premiere Rush で動画編集してみましたが、かなり快適でした。カット、字幕つけて、くらいの編集であれば、MacBook でも余裕で可能です。
唯一 iMac の強みは、ディスプレイが大きい点です。
どの MacBook を買えば良いのか
MacBook ですが、大きく分けて3種類あります。
- MacBook Air
- MacBook Pro 13インチ
- MacBook Pro 14インチと16インチ
普通に動画編集するのであれば、MacBook Air で十分です。
MacBook Air と MacBook Pro 13インチがあると、なんとなく Pro の方がいいんじゃないかと思いがちですが、この2つにはチップの差がほぼありません。それぞれの一番安いモデルを比較すると、
機種 | MacBook Air | MacBook Pro |
---|---|---|
チップ | Apple M1 | Apple M1 |
CPU | 8コア | 8コア |
GPU | 7コア | 8コア |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 256GB |
金額 | 115,280円 | 148,280円 |
唯一、性能差があるのが GPU の部分です。GPU は、「グラフィックプロセッシングユニット」で、グラフィック処理をする部分です。動画編集はグラフィック処理をするので、GPUの性能の差が処理速度の差に影響してくるのですが、コア1つくらいだとほぼ体感できないと思います。
ここで比較した以外の差は、
- バッテリー容量が若干 MacBook Pro の方が大きい
- Pro と Air では形が違って、若干 Pro の方が排熱しやすい(ただし、M1チップは排熱少ないので、そこまで影響なさそう)
- Pro には TouchBar がついている(いらない)
くらいです。
結論、 MacBook Air でも問題なく動画編集できると思います。
こちらのサイトも参考にしてみてください。
カスタマイズはした方がいいのか
メモリ
まず増やすべきはメモリです。
メモリは増やした方がいいと思います。デフォルトのメモリは 8GB なのですが、動画編集をするなら、16GB にした方がいいかなと思っています。
動画編集中は動画ファイルがメモリに乗るので、メモリが増えるとそれだけ編集ソフトがサクサク動くようになります。編集ソフトがカクカクしている場合は、大抵がメモリか、GPUの問題です。
ストレージ
次に増やすべきはストレージです。動画ファイルは容量が大きいためです。ただし、ストレージに関しては、増やしてもキリがないので、逆に諦める、という手もあります。
全ての動画ファイルを取っておこうとしたら、2TBあっても全然足りません。そこで、外付けのハードディスクに移したり、クラウドにデータを保存したり、古いファイルを消したりするのは必須です。
PC上には「今編集している動画の素材」があれば良いので、定期的にファイルを整理することで、256GBでも全然問題はないです。
ただ、256は結構少なくて、動画ファイル以外で256GB使い切ってしまう可能性もあるので、個人的には 512GB 以上をお勧めします。
GPU を増やすなら MacBook Pro にした方がいい
その次に増やすとしたら GPU になります。MacBook Air には GPU 7コアモデルと、8コアモデルがあります。
しかし、 MacBook Air でGPUを8コアにすると、 MacBook Pro の GPU 8コアとほぼ同じ値段にな流ので、それであれば、MacBook Pro をオススメします。MacBook Air よりも排熱がしっかりしていたり、バッテリーの容量が大きいためです。
MacBook Pro 14インチと16インチはどうなの?
チップについて
MacBook Pro の 14インチと16インチのモデルは、Apple M1 Pro チップが搭載されています。
Apple M1 Pro チップは、 Apple M1 よりさらに強力なチップで、主にGPU性能が大幅に向上しているので、動画編集や、動画の書き出しがさらにサクサクになります。
しかし、以下の点で動画編集PCとしてはコスパが悪いです
- Apple M1 チップで十分なことが多く、オーバースペックである
- Neural Engine という機械学習用のチップが載っているが、動画編集には全く必要ない(けど、金額は高くなる)
ちなみに、Apple M1 Pro チップは、追加料金を払うことで、 Apple M1 Max チップにアップグレードできます。これによりさらにグラフィック性能が上がります。
メモリについて
MacBook Air や MacBook Pro の 13 インチでは、メモリは16GBが限界でしたが、Apple M1 Pro チップ搭載モデルだと32GBまで、Apple M1 Max チップだと64GBまでメモリを積むことができるので、ここも大きな差となっています。
ディスプレイ解像度について
動画編集をするのに、ここも大きな点です。ディスプレイ解像度。14インチ、16インチとなるにつれて、解像度も上がっています。4Kの解像度が 3,840x2,160なので、16インチはかなり4Kに近い解像度となっています。
|機種|MacBook Air / Pro13インチ|MacBook Pro 14インチ|MacBook Pro 16インチ| |画面の大きさ|13.3インチ|14.2インチ|16.2インチ| |解像度|2560x1600|3024x1964|3456x2234|
まとめ
- MacBook Air で十分
- メモリは 16GB に増やした方がいい