DBサーバーであれば、サーバー再起動時にはMySQLを自動起動して欲しいです。Webサーバーであればサーバー起動時にはApacheが自動で起動して欲しいです。Linuxサーバーで、そういった設定を行うコマンドが chkconfig
です。
MySQLやApacheなんかを自動起動の設定にする手段について書きます。
chkconfig 自動起動の設定一覧を表示する
まず、自動起動設定になっているかどうかを確認するため、引数などを付けずに chkconfig
を実行します。
$ chkconfig httpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off mysql 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off ...
なんかいろいろ出てきます。 httpd
は Apache 、 mysql
は MySQL の設定ですね。特定のサービスだけ知りたい場合は grep
などを使いましょう。
$ chkconfig | grep mysql mysql 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
なにか数字と on/off が表示されますね。2-5の値がonになっていれば、「OS起動と同時にmysqlも起動」するということになります。
chkconfig on で自動起動の設定をする
もし2-5の値がonになっていなければ、自動起動になっていません。以下のコマンドで自動起動をonにしましょう。root権限があるユーザーでないと変更できません。
$ chkconfig mysql on
これで、OS起動時にmysqlが自動起動するようになります。 chkconfig | grep mysql
で設定が変わっているかどうか確認しましょう。
逆にオフにする場合は
$ chkconfig mysql off
です。
on/offの前にある数字は?
Linuxのランレベルというやつです。LinuxのOSによって微妙に異なりますが、ざっくりは決まっています。
0 はシャットダウンされた状態です。 0:off というのは「シャットダウンした時オフになる」ということです。
1 は Linuxが「シングルユーザーモード」で起動している時の設定です。シングルユーザーモードとは、rootユーザーのみでログインできる状態です。
2-5 はOSによって異なりますが、概ね「ふつうに起動している状態」となります。
6 はリブート状態。これから再起動される状態です。6:offは再起動前にオフになることを表します。
殆ど使いませんが、 chkconfig mysql 34
とすると 3と4だけオンにできます。
基本的には chkconfig xxx on
と chkconfig xxx off
だけ知っていればokです。
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