「エライザ効果(ELIZA効果)」とは、意識的にはわかっていても、無意識的にコンピュータが人間と似た動機があるように感じてしまう現象のことです。
コンピュータは、プログラムに書かれたことを実行しているだけで、コンピュータ自身は「動機」を持っているわけではないのだが、コンピュータの動きを見ていると、何となくそこに「動機」があるように思えてしまいます。
名前のもとになった ELIZA とは、チャットボットの名前です。ジョセフ・ワイゼンバウムによって開発されました。
ELIZA は、単に関連するワードを返したり、オウム返ししたりするだけの簡単なチャットボットですが、そこに意思があるように感じられる。これがエライザ効果の名前の由来。
オウム返しを例に挙げると
A「今日困ったことがあってね」
ボット「そうなんだ、今日困ったことが合ったんだ」
と返されると、言われたことをそのまま返しているだけだが、コンピュータに意思があるように感じてしまう。