はじめに
韓国サーバーでアフターショックサポートラックスが流行っているようです。
元々はkeriaという韓国サーバーチャレンジャーの方が使い始めたようです。
色んな人のソロキューを観察する動画をあげているAlliyanさんの動画でも取り上げられています。
これについて考えていきたいと思います。
サポートラックス
通常のエアリーや彗星といったルーンを持ってサポートをするラックスは以前からたまに使われていました。
カルマやジャンナのようなシールド系メイジサポートと同様に、アーデントセンサーやアテネの血杯を積み、W上げをして味方にシールドを付与していくビルドをします。
カルマやモルガナなどと比べた強みは、Wのシールド量の多さと、Qの貫通するバインドにより最大2人にスネアを掛けられる点、Eでスローが撒ける点だと思います。
一方で弱みとしては、Wのシールドが方向指定だったり、ちょっと癖のあるスキルなのでカルマと違って必要なタイミングで確実にシールドを付けられるとは限らない点と、サポートなのでウルトの火力が出ない点(モルガナのようにダメージ以外に特別な効果のないウルトなのでダメージが低いとその分存在価値が下がる)でしょうか。
アフターショックサポートラックスの強み
アフターショックサポートラックスの特徴的な部分はそのルーンです。
メインに不滅ルーンのアフターショックを積みます。それ以外のアイテムやスキルオーダーは通常のサポートラックスと同じです。
ではその特徴的なルーンを詳しく見ていきましょう。特に需要なのはアフターショックとシールドバッシュです。
アフターショック
敵チャンピオンに移動不能効果を与えると2.5秒間ARとMRが増加し、その後爆発して周囲の敵ユニットに魔法DM(自分の最大HPに比例)を与える。(CD: 35秒)
Qのスネアでアフターショックが発動し硬くなります。ガンク耐性や敵が突っ込んできた時の逃げには強いかと思いますが、なかなか活かすのは難しそうです。敵が突っ込んできて、ここぞというタイミングでうまくアフターショックを発動させないといけませんからね。
当然Qを当てないと発動しないので、スキルショット能力も必要になります。張り付いてくるような機動力の高い敵にQを当てるのは至難の技ですから、プロのスキルショット能力あってこそのルーンの選択という気はします。素人にはなかなか活かしづらいでしょう。
爆発ダメージはおまけ程度でメインの狙いはAR、MRの増加でしょう。
シールドバッシュ
シールドを獲得するとARとMRが1-10(Lvに比例)増加し、次の敵チャンピオンへのAAに追加アダプティブDMを付与する。この効果はシールドがなくなってから2秒後まで持続し、新たなシールドを獲得する都度付与される。
こっちは非常にわかりやすく恩恵を受けやすいのかなと思います。ラックスは味方にシールドを与えると同時に自分もシールドがもらうことができるのでシールドバッシュが発動しますし、往復で2回シールドを得られるのでシールドバッシュの効果も2回得ることができます。パッシブの関係でメイジの中でもAAが強いチャンピオンなのでその点も相性がいいです。
唯一欠点としては追加ダメージがHPに比例するので、HPアイテムを積まないと完全にシールドバッシュの効果を得られない点でしょうか。それでも十分ラックスと相性がいいルーンであると言えると思います。
その他のルーンは「ボーンアーマー」と「生気付与」を選択します。これらも耐久性をあげるのに一役買っていて、このビルドのラックスとは相性が良さそうです。
ボーンアーマー
敵チャンピオンからDMを受けると、その後1.5秒以内の3回までの同チャンピオンからのAAまたはスキルから受けるDMが30-60軽減される。(CD: 45s)
生気付与
回復効果とシールド効果が5%強化され、対象のHPが40%以下ならさらに10%強化される。
(単純に魔導ルーンのラックスにシールドバッシュと生気付与でも強かったりしないかな...)
サブパス:覇道
keriaの最近の対戦履歴を見てみると、はサブパスに波動を選択し、「追い打ち」と「執拗な賞金首刈り」を採用いているようです。
追い打ち
移動妨害か行動不能効果を受けている敵チャンピオンに対し、10-45の追加TrueDMを与える。移動妨害か行動不能効果のあとに発生したDMで発動する。
単純にQを当てた相手へのダメージを高める選択のようです。
執拗な賞金首狩り
非戦闘時のMSが10増加し、さらに「賞金首狩り」のスタック毎に9増加する。「賞金首狩り」のスタックはそれぞれ異なる敵チャンピオンから初めてキルまたはアシストを獲得する毎に1つ獲得。
移動速度が上がるので、ロームしたりするサポートとは相性のいい選択です。
まとめ・感想
まとめると
- シールドバッシュによりガンク耐性や、集団戦で敵が突っ込んできたときの耐久力が上がる
- Qをいつ使うかが非常に重要
- Qを当てることが前提になっているので当てられないとめちゃめちゃ弱い
という感じになります。ちょっとアレンジすればMidとかでも使えたりしないかなと思ったりしますが、マナフローバンドが無いので、マナはかなりきつそうです。