Webエンジニアの日常とリーグオブレジェンド

Webエンジニアとして働いている猫のブログ。EmacsとMySQLとリーグオブレジェンド(LoL)が好物。主に技術的な記事かLoLの記事を書く。

未経験でも1年あればフリーランスになれるのか?

はじめに

あんた誰?

私は小学校でプログラミングを学び始め、大学で6年間でもプログラミングとかそういった系のこと*1を学んだエンジニアです。今はIT企業で働いており、今年で5年目になります。

ある日のこと

ある日以下の広告がツイッターでながれてきました。

最近このような広告が多いなと思いますが、

本当に1年あればフリーランスエンジニアで50万稼げるのか

について検討してみます。

わかりやすいように、以下の2点に分けて考えていきたいと思います。

  • 1年でエンジニアになれるのか
  • 1年で月50万稼げるようになるのか

一年でエンジニアになれるのか

1年でエンジニアになれるかどうかですが、これは割と簡単に なれる と思います。ただし誰でもなれるわけではありません。

プログラミングには向き不向きがあると言われています。私もこれには同意です。プログラミングは 数学 と、一部 物理 です。最低限中学校レベルの数学物理を理解していないとプログラミングを厳しいでしょう。

個人的には高校卒業レベルの数学と物理の知識は必要だと思います。逆に、これだけの知識があれば、1ヵ月から3ヶ月程度でプログラミングは習得可能だと思います。

1年で月50万稼げるようになるのか

続いて、1年で月50万稼げるようになるのかどうかを考えています。

ただその前に、フリーランスの月50万円というのがどの程度のものなのかを考えてみます。

フリーランスの月50万とは

会社員の場合、年金や保険料等の一部を会社が負担してくれます。仕事に必要な道具交通費なども全て会社から出してもらえます。

一方で、フリーランスはこれらも全て自費となります。この点を考えると、フリーランスは会社員の は稼がないと厳しいと言われています。私もこれには同意です。

これに従い考えると、フリーランスで月50万円を稼ぐのは、会社員で手取り月25万円相当に当たります。エンジニアであれば、ボーナスを考えると新卒で月25万手取りでもらえる会社もそこそこあるでしょう。

月50万と聞くとかなり稼いでいるように思いますが、意外とそこまででもないことがわかるでしょう。

1年で月50万稼げるようになるのか

私もクラウドワークスを利用してフリーランスとして働いたことがありますが、1年で月50万稼ぐようになることは十分可能です。最初3ヶ月勉強、残り9ヶ月で実績とかを積み上げてなんとか1年後には月50万達成!という感じでしょう。

ただ、フリーランスで1番大変なのは仕事をとってくるところです。フリーランスなので当然仕事は全て自分で取って来ないといけません。先ほどプログラミングを覚えたあなた、実績も何もありません。どうやって仕事をとってくるのでしょうか。

最初は時給の安い仕事をこなすか、自作のアプリケーションを開発するなどして、実績を積むことになります。仕事を取るときには必ず「あなたの過去の実績(ポートフォリオ)を提示してください」と言われます。この時に実績が ある人 ない人 がいたら、実績が ある人 を選ぶでしょう。そのため、誰も応募しないような単価の安い仕事を受けるなどして、とにかく実績を積むことになります。最初2〜3ヶ月は多くても月5万くらいでしょう。

仮に頑張って仕事を受けて実績を積んで月50万円を稼げるようになったとしても、それを維持するのは大変です。会社に所属している場合はGWやお盆、年末年始の休みでも決められた月給はもらえますが、フリーランスの場合、GWに仕事がなくなったらその分だけ収入が減ります。会社に所属していれば怪我して休んでも有給で給料は出ますし、何かあったら失業保険がでますが、フリーランスだと給料が出なかったりします。

また、この広告だと月50万稼ぐことがゴールのように示されていますが、正直月50万稼ぐのはスタートだと思います。

僕の結論としては「未経験でも(高校卒業程度の学力があれば)1年でプログラミングを学んでフリーランスで50万円稼ぐことは可能」ですが、「それだけ頑張れるんだったら普通に就職したほうが良いんじゃないか」(普通に就職するのと労力は変わらないんじゃないか)とも思います。

なぜフリーランスを選ぶのか

月50万フリーランスで稼げるくらいの実力があれば、就職もすぐできると思いますし、就職したとしても同じ水準くらいの給料はもらえるでしょう。「なぜフリーランスなのか」ということは一度考えたほうが良さそうです。

僕が考えるフリーランスのメリットは以下の2つだと思います。

  • 働いたら働いた分だけ稼げる(無限に働ける)
  • 出勤しなくても良い

働いた分だけ稼げる

会社員の場合労働基準法がありますので働ける時間には制限があります。よって収入にも制限があります。フリーランスだと働ける時間には制限はありませんし、過労死しても自己責任ですので、無限に働けます。

また、会社員の場合、一度上げた給料は下げづらいので、どうしても給料の上がり幅は小さくなりがちです。しかしフリーランスであればそういうこともありません。なのでとにかく頑張って月100万とか稼ぎたいのだ!という人でがんがん仕事をとってきたり、自分の価値を高められる人であれば、フリーランスは向いているでしょう。

出勤しなくて良い

自宅で働けるのは大きなメリットかと思います。満員電車で通勤しなくてもいいですし、通勤に時間を取られないので非常に効率がいいです。

時間に融通が効くのはメリットじゃないの?

正直、フリーランスであれば時間に融通が効く] というのは必ずしもそうでない かと思います。会社には「有給休暇」という仕組みがありますし、自分一人が会社を休んだとしても、代わりに仕事してくれる人がいるので、会社は回ります。対して、フリーランスは自分一人で活動するので、取引先から連絡がきたら自分で対応しなければなりません。ある意味24時間365日仕事です。しかも会社員とは違い休暇は無給です。

こののことを考えると、「平日昼に役所などに行く」などはフリーランスの方に軍配があがりますが、長期の旅行などはむしろ会社員の方が行きやすいでしょう。

確定申告も自分でやらなければならない

最近では会計ソフトでかなりやりやすくなったとはいえ、確定申告を自分でしなければいけないのは結構だるいです。会社員であればほとんどのことは会社がやってくれるので、自分では確定申告をやらなくていいか、やったとしてもすぐに終わります。

まとめ

だらだら長くなりましたが、結論としては

未経験でも(高校卒業程度の学力があれば)1年でプログラミングを学んでフリーランスで50万円稼ぐことは可能!

でも結構大変。それだけできたら普通に就職できる。

ので、「就職できないから勉強してフリーランスになるか~」はかなり甘い考え方です。会社員のほうが仕事は降ってくるし最低限の給料がもらえるので、「プログラミングを勉強して会社に就職するか~」のほうが現実的っぽい。

*1:コンピューターサイエンス、情報学