この記事の内容はあくまでも私の考え方であって、私は株の専門家ではないので、間違っていることが書かれている可能性もあります。投資の判断は各自が行うようにしてください。
なぜ株を買うのか
私は大学生で株を始めました。最初は適当に売買して儲かっていますが、「なぜ株を買うと儲かるのか」(損する場合もありますが)、について究極まで突き詰めて考えたことはあるでしょうか。
もちろん、安く買って高く売れば儲かるんですが、高く買ってくれる人がいるから高く売れるということを忘れてはいけません。売買をする相手はゲームのコンピュータではなく人間です。高く買ってくれるにはそれなりの理由があります。なぜその人は高く買ってくれたのでしょうか?
株を買う理由
株を買う理由は「儲けるため」です。
ではなぜ儲かるのか
儲かる方法は大きく2つあります
- 株を買って株を売ることで差額で儲ける(キャピタルゲイン)
- 会社から配当金や株主優待をもらって儲ける(インカムゲイン)
差額での利益を「キャピタルゲイン」といいます。「株」と聞いてキャピタルゲインを想像する人もいると思いますが、キャピタルゲインに関しては、儲けている人の裏には必ず損している人がいます。高く売れた人の裏には必ず高く買ってしまった人がいますからね。
なので、株の世界にキャピタルゲインしか無いとしたら、平均するとみんなプラマイゼロになってしまいます。
では、なぜ株が儲かるかというと、配当金や株主優待が出るからです。
自社株買いとか会社の解散とかのイレギュラーはいろいろありますが、基本的には配当金狙いで皆株を買っているんです。*1
なので、配当金が上がると株価は上がるし、配当金が下がると株価は下がることになります。
会社はなぜ配当金を出すのか
株価と配当金に関係があることはわかりましたが、なぜ会社は配当金を出すのでしょうか。
会社としては、配当金を出さないほうが会社の利益が増えるので、出さないほうがいいような気がします。
ここで株式会社の基本について考えますが、株を発行して売ると会社にはお金が入ります。そのお金を元に事業を行って利益を得るのが株式会社の基本です。
この時に配当金がなかったら、株を買う人のメリットが何も無いので株を買う人がいなくなります。すると会社はお金が手に入りません。なので配当金を出す必要があるのです。
会社が儲かると株価が上がるのはなぜ?
会社は、利益から配当金を出すため、会社が儲かっている方が配当金がいっぱい出ます。会社が赤字だったら配当金を出す余裕は無いので配当金は出ません。
会社が儲かっているほど配当金が出やすいので、株価も上がります。
会社が儲かる → 株価が上がる ではなく、会社が儲かる → 配当金が上がる → 株価が上がる のです。
ただし、会社は必ず配当金を出すわけではないので、儲かっていても配当金が出なかったり、少ししか出ない場合もあります。ここは会社の塩梅次第です。
PER について
株価が割高か割安かを判断する指標として、PER というものがあります。Price Earnings Ratio の略で、Price とは株価、Earnings はそのまま利益のいみです。会社の利益に対して株価がどれくらい?という指標です。
この指標は、先ほど説明した利益が多いほど配当が出やすいという理論に基づいており、非常にシンプルでよく使われる指標なのですが、利益が出たからといって配当がどれくらい出るのかは会社の塩梅次第なので、非常に曖昧な指標ではあります。
「PERは10倍〜20倍超えると割高と考えられる」みたいな歯切れの悪い説明なのは、結局配当がいくらなのかはわからない、という部分に起因しています。
配当利回りについて
そう考えると、結局一番信頼できるのは配当利回りなきがしますが、配当利回りが1%の会社もあれば、5%の会社もあり、様々です。
結局配当利回りについても、今は5%の利回りが出ているが、来年から赤字になってゼロになる可能性もあります。
継続的に利益が出る会社であれば配当利回りが小さくても欲しいですし、すぐ赤字になりそうな会社であれば配当利回りが大きくても株は売れないのです。
まとめ
なぜ皆が株を買うのかというと、配当が出るからであり、会社の業績が良ければ配当が出る可能性も高いので、会社の業績が良くなると株価が上がります。
他にも株主優待が追加されると株価はあがるし、会社の業績の良し悪しは様々な要因に起因するので、様々な要因によって株価は上下するのですが、「なぜ株価が上がったのか?」「なぜ会社は株主優待をするのか?」について深く考えていくと株式投資の参考になると思います。
*1:詳しい人からすると諸説ありそうですが